【仲間大会】秋のぶいぶい運動会【構築記事】

ポケモン

自己紹介

フクッツと申します。第5世代からずっと『イーブイ』とその進化系、通称ブイズで戦っています。レートもブイズでしか潜ったことがありません。

とはいえ特に実績はなく、XYで最高1798がやっとでして、剣盾でもSVでもレート1700代の4桁到達でヘトヘトになっている人間でございます。

大会概要

主催:ユイさん
ルール:テラスタル&持ち物自由のシングルブイズミラー(レギュD準拠)

詳細はユイさんのツイートをご覧ください。

成績

最終順位:3位
最終&最高レート:1568
勝敗:8勝3敗

仲間大会 最終成績

パーティー構成

解説

ブイズミラーはほぼ出てくるポケモンが同じ中での勝負となるので、基本的には決め打ち選出になります。
今回は基本選出(パターンA)と、再戦したとき用の裏選出(パターンB)の2通りの選出を作ることを最初から念頭に置いてパーティを組み始めました。

パターンA バトン構築 ~半減実で耐えまくってバトンを繋げ!~

ここ最近ランクバトル(レギュD)では、対戦の7割くらいを通称「とけーふぃ」と呼ばれる、古のブイズバトン戦術で戦ってきたこともあり、手に馴染んでいるバトン構築をパターンAにすることに。

今作は「きあいだめ」が使えないので、相手の「きあいだめ」→「ピントレンズ」を考慮しなくていいのもバトンが刺さっているんじゃないかと考えたのも理由のひとつですね。

基本的な流れは
  『ブラッキー』で「リフレクター」を貼ったり「めいそう」を積んだりする
 →『シャワーズ』にバトンして「とける」とか「くさわけ」を積む
 →『エーフィ』にバトンして「アシストパワー」を打つ
というシンプルなものです。

バトン構築の天敵は「くろいきり」シャワーズの存在が挙げられますが、過去のブイズミラーの経験上、採用している人はほとんどいないので、当たったらもう仕方ないと割り切っていました。

というわけで、まずは『ブラッキー』→『シャワーズ』→『エーフィ』の順で紹介していきます。

ブラッキー

【ブラッキー】イカサマ リフレクター めいそう バトンタッチ / HP201 A71 B136 C80 D150 S124

持ち物:ロゼルのみ
テラスタイプ:どく
せいかく:おくびょう
とくせい:シンクロ
個体値:31-19-31-31-31-31 (大会直前にAが0じゃないことに気付きました……)
努力値:H244 B44 S220
調整意図:すばやさ最速ニンフィア抜き、HP奇数で振り切り、残りB

『ブラッキー』は『ニンフィア』が重いので、『ニンフィア』よりは何としてでも先に行動したい!

というわけで、素早さラインは最速『ニンフィア』抜きにしました。大体の65族ブイズにも抜かれないと思いますし、素早さは正義ということで結構がっつりSに振っています。実際ほとんどの『リーフィア』の上を取れるくらい先制に成功しました。

とはいえ、ブイズミラーの『ニンフィア』といえば物理型も多いので、「めいそう」から入るか「リフレクター」から入るかの運ゲーになってしまいます。

そこで、物理と特殊どっちでも対応できるようにロゼルのみを持たせました。とりあえず先に「めいそう」しておけば、もし物理『ニンフィア』が来ても、1回技を受けた後に上から最低限の仕事(リフレク貼り)をして退場できますからね。

テラスタイプもフェアリー意識の毒にしていますが、正直初手からテラスタルしてたらかなり窮地に追い込まれているのでできれば使いたくなかったです(初手ニンフィア多すぎて割と切る機会多かったですが)

この『ブラッキー』は『ブースター』や『リーフィア』が出てきてもリフレクターを貼ることで有利な局面を作ることができました。

特に『リーフィア』にはとても強く、自分「リフレクター」→相手「つるぎのまい」→自分「イカサマ」という流れも作ることができて、ほとんど仕事をさせませんでした。

シャワーズ

【シャワーズ】ひやみず とける くさわけ バトンタッチ / HP233 A76 B123 C131 D116 S89

持ち物:シュカのみ
テラスタイプ:ほのお
せいかく:ずぶとい
とくせい:ちょすい
個体値:31-31-31-31-31-31
努力値:H220 B252 C4 D4 S24
調整意図:S65族抜き抜き抜き抜き 残りHBベース

『シャワーズ』の技構成は最後まで迷いました。
「とける」と「バトンタッチ」は確定。あとは水技枠と自由枠をどうするか……。

結果的には水技枠に「ひやみず」を採用しました。意図としては

  • 『シャワーズ』には『リーフィア』が交代で出てきやすい
  • 仮に『ブラッキー』に「ちょうはつ」を入れられている状態でも、相手のAを少しでも下げられる

というのが挙げられます。

自由枠は「めいそう」とか「みがわり」と悩みました。

「みがわり」は今作から『ブラッキー』に「じごくづき」が没収されたこともあり、『ニンフィア』以外もハイパーボイスを搭載している可能性もあって使いづらかったので却下。

何となく今大会「くさわけ」バトンが猛威を振るいそうな気がしたので、バトン先でもできるだけ上から動けるように、こちらも「くさわけ」を搭載しました。

実際には「くさわけ」はあまり見ませんでしたが、相手の『ブラッキー』の上を取って、素早さ関係を逆転してから「ちょうはつ」を回避して「バトンタッチ」できたので強かったです。

努力値調整は、すでに「リフレクター」か「めいそう」で耐久が確保されている前提で降臨する予定だったので、素早さにはほとんど振らずにHBベースにして、一応65族ミラー意識で28振ってます。

テラスタイプは炎にしました。というか『シャワーズ』がこの構築でのテラスタルの切りどころだと考えてました。ここでとけるを詰めないと、『エーフィ』が居座れなかったり、アシパの威力が全く出ずに即試合終了になりますからね。

『サンダース』は等倍で受ける分には問題ないと判断して、『リーフィア』、『ブースター』あたりを同時に見れそうな炎をチョイスしました。

さらに、地面テラス多い読みでシュカのみを持たせています。これも回復系の木の実と悩んだんですけどね。ただ特性ちょすいのおかげで、弱点が地面か岩だけになるので、シュカのみを持たせておけばかなり安定して居座れると考えて、地面対策のシュカのみを採用しました。

シュカのみを思いついたときは自分で言うのもなんですが、割と天才だと思いました←

そしてそれが生きる場面が、なんと主催のユイさんとの対戦で訪れました。

……はい、実際には唯一の弱点である岩テラス打たれてドヤ顔失敗しましたw

エーフィ

【エーフィ】アシストパワー マジカルシャイン めいそう あさのひざし / HP168 A63 B85 C165 D115 S162

持ち物:フィラのみ
テラスタイプ:ノーマル
せいかく:ひかえめ
とくせい:マジックミラー
個体値:31-0-31-31-31-31
努力値:H220 B36 S252
調整意図:最速『リーフィア』抜き、HとBの意図は不明(メモではH252 B4振りなんですけど・・・あれ?)

『エーフィ』はシンプルなバトンエース型。

テラスタイプはノーマルです。シャドボ無効も意識しましたが、既に「とける」と「めいそう」で耐久を上げた状態で繰り出すので、とにかく弱点をなくすことを意識しました。

『めいそう』詰んでアシパ打つだけの機械です。『ブラッキー』はマジシャでなんとかしました。この子は一度も急所を被弾しなかったのでめちゃくちゃ偉かったです。

パターンB 対面構築 ~困ったときは脳筋や!~

裏選出はバトンを繋がずに初手から殴っていく脳筋対面構築です。ぶっちゃけ裏構築まで考察する時間があまりなく、火力重視ポケモンを適当にぶちこんだだけです←

一応バトン先の最終着地点としても採用できるポケモンにしておいた・・・かなぁ?

実際には再戦で1度だけ『ブースター』と『ニンフィア』を選出しただけで、『サンダース』は出番がありませんでした。

サンダース

【サンダース】10まんボルト ハイパーボイス はかいこうせん でんじは / HP159 A63 B80 C178 D115 S164

持ち物:のどスプレー
テラスタイプ:ノーマル
せいかく:ひかえめ
とくせい:ちくでん
個体値:31-0-31-31-31-31
努力値:H148 C252 S108
調整意図:準速エーフィ抜き抜き

唯一出番のなかった子。

初手ハイパーボイスで火力をあげて殴るだけ、困ったら運ゲに持ち込む「でんじは」を採用。あとはノーマルテラスして大火力の「はかいこうせん」を打てるようにしています。

ブースター

【ブースター】ねごと のろい とっておき ねむる / HP171 A151 B81 C108 D178 S86

持ち物:たべのこし
テラスタイプ:ノーマル
せいかく:しんちょう
とくせい:こんじょう
個体値:31-31-31-31-31-31
努力値:H244 A4 B4 D252 S4
調整意図:HD

「のろい」でAとB上げつつ、ねむねごしてノーマルテラス「とっておき」できればずっと居座れるんじゃね?と思った型。

実際には相手が一度も殴ってくれず、「ねむる」が打てずただただ落ちていっただけとなりました。。。

後ろに控えていたこの後紹介するニンフィアが尻拭いしてくれたおかげで試合には負けずに済みました。

ニンフィア

【ニンフィア】のしかかり ギガインパクト ねごと でんこうせっか / HP201 A128 B85 C117 D150 S82

持ち物:こだわりハチマキ
テラスタイプ:フェアリー
せいかく:いじっぱり
とくせい:フェアリースキン
個体値:31-31-31-31-31-31
努力値:H244 A252 S12
調整意図:HA S4振りニンフィア抜き

ブイズミラーでは安定の物理型。今作「めいそう」取得ブイズが増えたので、より物理型が通ると踏んで投入。

テラスタイプは一致テラスで火力をあげるためのフェアリーテラス。

「ギガインパクト」でHにしか振ってない『ブースター』なら、タイプ相性気にせず68.75%で吹っ飛ばします。なんてロマンがあるんだ!

『リーフィア』相手にも一致テラスタルの火力でごり押せたので普通に強かったです。

フェアリーテラスも強かったですが、「おにび」無効にする炎テラスも強そうですね。

対戦の感想

お相手は色証ポケモンがたくさん出てきて尊敬&興奮しながら対戦していました。

今大会は8勝3敗だったんですが、そのうち1敗は「くろいきり」構築にあたり完敗。もう1敗はエーフィにかき回されて負けでした。

具体的には

  1. こちらの『ブラッキー』に対して「フェアリーテラスメガネマジカルシャイン」を初手で打ってきた相手の『エーフィ』
  2. なんとかロゼルのみと毒テラスで耐えてシャワーズにバトンを繋いでなんやかんや『エーフィ』にもつなぐ
  3. 相手の『エーフィ』とこちらの『エーフィ』が再び対面。相手の裏にブラッキーが居ることが分かっていたので、アシパは打たずにトリック読み「マジシャ」を決める
  4. その後、こちらの「めいそう」1詰みメガネマジシャを、お相手の『エーフィ』にミリ耐えされてそこから裏のポケモンを崩しきれずに負け。

最後の1敗は、お相手の証言からしても、ほぼこちらの勝ち確状態だったようです。

が、急に「あれ?もしかして自分ルール違反してね?これで勝って相手のレート下げたら申し訳ないし降参しよう」ということで降参したんですが、結果的にはワイの脳がバグってただけでルール違反してませんでした←

大変もったいなかったですが、同じ方がレートが上がりまくっている状態で後でマッチングしたときに謎の豪運が発生し、お相手の回線エラーでレートを吸い上げてしまえたのでプラスマイナスプラスという結果となりました……。申し訳ねぇ。

今大会は負けた試合も、事前に想定していて切っていた「くろいきり」構築であきらめがつきやすかったり、プレミも1回もしなかったのであまりへこみませんでした(むしろ読み合いが楽しかったです)。

勝った試合は構築勝ちしている試合も多く、そうでないときも択勝ちしまくったりと、プレイングの調子が良かったこともあり、めちゃくちゃ気持ちが良かったです。なにより1度もプレミしなかったのが個人的に嬉しかったです。

景品紹介

3位になったので景品もいただけました。なんとオシャボ入りの色証イーブイです!!!

ありがてえええええええええええええ!(大声)

何に進化させるか、むしろイーブイのままにするかすごく悩みます。

貴重なイーブイを提供していただき本当にありがとうございました!

あとがき

というわけで、9世代初めてのブイズミラー大会の構築紹介でした!1位になったわけでもないんすが、あまりにも楽しかったので記事を公開しました。

公開という表現にしたのは、大会前日に7割くらいは執筆してたからなんですよね(何)
というのも、剣盾のときのブイズ1on1の仲間大会で優勝したときに構築記事を書いたんですが、対戦前に考察した時よりも「ここの調整間違ってないかな」とダメ計しなおしたり、しっかり考察してたんですよね笑

なので、最初から記事を書く勢いで考察すれば、結構いい構築になるんじゃないかと思って執筆してました←
実際に3位になれたので、そこそこの完成度の構築だったのかなぁと思います。

というわけで最後になりましたが、対戦していただいた皆様、そして主催のユイ様。本当にありがとうございました!

またブイズの仲間大会があれば参加したいと思います!
こんな長文を最後まで読んでくださりありがとうございました。

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